5年振りに行われたカンボジアの国政選挙は、昨年暮れ、政府与党CPP(カンボジア人民党)が最大
野党CNRP(カンボジア救国党)を解党すると言う前代未聞の報復に始まりました。
かくして7月29日、事実上不戦勝で行われたこの選挙を「与党の圧勝」と書き立てるメディア。
どこが公正な選挙でしょうか。
投票率80%超えは、当局による制裁を恐れただけとも囁かれ、選挙結果の正当性を示す数字とは
到底思えません。
一方無効票が前回の5倍以上に膨れ上がったという事実。
この物言わぬ抵抗が示す数字の意味を重く受け止めたいと思います。
過去の政治の過ちを時代に翻弄された一市民(アキラー氏)が償い続ける一方で、相変わらず同じ
過ち、暴挙を繰り返す政権与党。
私が自立支援を行っている「Hope Of Children」の名前は、子ども達に希望を持って生きて欲しい
と言う願いを込めて名付けられました。
愛する子ども達の未来に翳りや暗雲が立ち込めることのないよう、祈るばかりです。
全てが徒労に終わらぬために。
バッタンバン
Hope Of Children
自立支援ボランティア
岩田亮子