皆さん、大変嬉しい御報告があります。
何と、先月(2018年3月)初めに、博物館の入り口に念願の「日の丸」が掲揚されたのです。
これによって、アキラ氏及び地雷博物館に対する日本人の支援が、脈々と続いている事を内外に示す事が出来ました。
これまで、アキラ氏に対する日本人の個人、団体による支援は20年以上前から行われていたのですが、しかし、残念ながら個々バラバラであり単発的だった為に支援は表面化せず、従って「日の丸」も掲げられていませんでした。
その事が悔しかったので、私は2012年に「アキラ地雷博物館・日本人応援団」を結成し、日本人の皆様に御協力をお願いして参った次第です。
応援団員1000人を目指し、毎年アキラ氏に1000万円強のお金を活動資金として提供したいと言うのが私の願いでした。
それが実現した暁には、博物館正面に「日の丸」が掲揚されると信じて。
「日の丸」を博物館入り口に掲揚して貰い、日本人の、軍事力に拠らない民間支援が行われている事実を博物館を訪れる世界中の人々に示したかったのです。
私は、正直に言うと「日の丸」はあまり好きではありません。
若い人には分からないかも知れませんが、我々やその上の世代に取っては、「日の丸」は軍国主義の象徴であり、この旗の下、1億総火の玉となって戦争に突き進んで行った苦い過去があるからです。
ですから、「日の丸」そのものには私は抵抗を感じるのですが、そうは言っても、日本人の支援を端的に表すには「日の丸」以上の物は思い浮かびません。
そこで、私は2011年8月にアキラ氏の手伝いを始めた当初から、いつかは博物館に「日の丸」を揚げたいと願って来たのです。
その為に「アキラ地雷博物館・日本人応援団」を作ったのですが、まだ目標の1000人は遥か先の陽炎だったにも関わらず、何と今年3月に旗が掲揚されたという訳です。
「日の丸」だけでなく、これまでのアメリカ国旗、オーストラリア国旗に加えて韓国国旗と一旦下ろしていたカナダ国旗も一緒に掲揚し、全部で5つの旗が風になびいています。
これら5つの国の支援は、どれもその国の政府によるものでは無く、個人や団体によるものです。
私も、プノンペンの日本大使館やカンボジアJICA事務所に支援要請に行った事がありますが、残念ながら日本政府からの支援を獲得する事は出来ませんでした。
ですから、日本の支援も最初に申しました通り、20年以上前から行われている個人や団体からの支援であり、この地道な応援に対して「アキラ地雷博物館」が感謝の意を表して「日の丸」を掲揚してくれた訳です。
私にとって長年の夢であった旗が立ち無上の喜びを感じてはいますが、でも、これで終わった訳ではありません。
アキラ氏は、世界中の多くの善意に支えられて活動を続けていますが、まだまだ活動資金は不足しています。
私は、今後「アキラ地雷博物館・日本人応援団」をもっともっと大きくして、真にアキラ氏の活動を支える事が出来る様になりたいと切に願っています。
今後とも、皆様方のご協力を心よりお願いする次第です。
2018年4月8日(日)
「アキラ地雷博物館・日本人応援団」
代表 川広 肇