昨年の7月に、2年ぶりにシェムリアップを訪れ、10日間ほど滞在致しました。
さすがは発展著しいシェムリアップ。
見たことの無い新しい店や建物がたくさん増えていて、なんと、素晴らしいことに2年前には無かったレンタルバイクなるお店などもできていたので、早速かわいらしい原付をレンタル。
2年ぶりにシェムリアップの町を疾走し、日頃のストレスを解消したりと、大変有意義な10日間を過ごすことができました。
カンボジアの道を原付で風を受けながら走るのは最高です。
メインロードを少し外れるだけで、道は車やバイクだけのものではなくなり、牛が歩き、犬が小走りをし、猫が遊び、鳥が道を横切ります。 道路脇の田では水牛が水に浸かり、牛が草を食み、子供が遊んでいる。
アキラさんの地雷博物館でボランティアガイドをしていた頃、そんな光景を眺めながら原付でゆっくり地雷博物館に通うのが、私はずっと大好きでした。
かわちゃんこと我らの川広さんには、滞在中ずっとお世話になりっぱなしで、シェムリアップの町から遠く離れた遺跡観光に連れて行っていただいたり、夜は毎晩のように美味しい食事と冷たいビールで乾杯。
もちろん、アキラさんにも会わせていただきました。
アキラさんは相変わらずとてもおおらかで、私の顔を見るなりいつものニコニコ笑顔で
「あ、ミホ。またボランティアする?」
おう。 なんという魅力的な誘惑。
そりゃぁもちろん許されるのならばまた半年でも1年でもアキラさんのもとでボランティアをさせていただきたい。
しかし今回の私には時間が無いのでありました。泣泣泣。
時間が無いから無理なのだと残念がる私にまた追い打ちをかけるように、「今からみんな(地雷撤去のディマイナーのスタッフ達や、アキラさんのお子ちゃま達)、お祭りに行くけど、一緒に行く?」と、またニコニコ。
思わずついて行きそうになる私の腕を川広さんが掴み、「ミホさんはこれから予定があるの!」と、漫画のようにズルズルと引きづられ連れ戻されるのでした。
そう、アキラさんとは、こんな方。 いつだってウェルカム。
私なんてカンボジア語もわからないし、なにかと支度も遅いし、暑さに弱くて日常的にボーっとしてるすこぶる不安な存在なのに、いつもこんな感じで「だからどうした?」的に声をかけてくれるのです。
まぁ、誘ってくれたからと言って、アキラさんも必ず一緒、というわけでもなく、ニコニコと笑顔で手を振るアキラさんを見ながら、「え、アキラさんは行かないの??」と、ボー然とすることも多々あることではあったのですが、そんなところもまたステキ。
原付でカンボジアの大地を走り抜け(大袈裟な)、美味しいカンボジア料理とカンボジアビールを堪能し、無限に広がるカンボジアの遺跡群にまた1つ出会い、アキラさんのニコニコ笑顔を拝み、また一段と大きくなったアキラさんの自慢の子供達の成長も見れて、日本でのストレスフルな生活にしぼんでいた私もまた大きく元気を取り戻せたのでした。
カンボジア・マジック、変わらず健在でした♪ ありがとう!!
