1996年、バックパッカーとしてカンボジアを訪れました。
当時、プノンペンでは夜間外出禁止令が出ていました。
国内の陸路での移動はできず、ボートでシェムリアップに来ました。
内戦の傷跡がまだまだ残っていて、地雷被害で手足のない人が目立ちました。
シェムリアップにもまだ地雷が多く、行けるところも少なかったです。
カンボジア人の人の温かさや子どもたちの可愛さは十分感じたのですが、アンコールワットがあり今後観光化され町も人も変貌すると思ったので、温かさが失われるかと思い、もうここには来ることはないと思ってました。
2010年に、ニューヨークに住むカメラマンの友人が、シェムリアップの病院の写真を撮りに来ました。
たまたまバンコクにいたので、シェムリアップに来ることにしました。
町は変わっているのですが、人々の純朴さや温かさは変わっていないところにとても驚きました。
地雷処理された場所や村には行けるようになって、さらにカンボジア人の温かさに触れ、ますます魅了されていきました。
ただ、カンボジアは働くところではないと思っていたので、日本で働いてカンボジアに来るという生活を送るうちに、こちらでもお仕事をいただくようになり、今はこちらに住んでいます。
私は、関わった方には地雷博物館を、おすすめしています。
内戦で、たくさんの地雷が使われました。
アキラーさんや、地雷のことを知ることによって、カンボジア人の微笑みの深さを知れたらいいと思います。