呼びかけ人の鬼一二三で御座います。私はシェムリアップで20年に亘り日本語教室を開いておりますが、アキラ君は開校初期の教え子です。 皆様は「密林少年 1,2 」(ヤングジャンプコミックス) をお読みになった事がありますか。アキラ君の事が誰にでも分かりやすく描かれております。 「アキラの地雷博物館とこどもたち」(三省堂)は、三省堂の編集者の方にお会いして、出版前に若干のお手伝いをさせて頂きました。中学生以上なら読めるよう、易しく書かれております。是非ご一読下さい。
私は「カンボジア日本語ガイドの基礎知識100」(一二三日本語教室)と言う本を出版致しました。日本語学習者が日本語ガイドになる為に必要な最低限の知識を100課に分けてまとめた物です。 その本の中の「歴史」の単元に「地雷」と言う課が御座います。アキラ君に聞いた話を元にして本文と致しましたので、こちらにご紹介させて頂きます。なお、一般の書店には御座いませんので、拙著をご希望の方は私宛にご連絡下さいませ。onihifumi@hotmail.com
第45課 地雷 地雷には人間を狙った対人地雷や、戦車を狙った対戦車地雷など、色々な物があります。カンボジアには内戦時代のスポンサーだった世界の国々で作られた数多くの種類の地雷が埋められています。 内戦時代に埋められた地雷が今でも眠っている地域は地雷原と呼ばれています。内戦時代にカンボジアではどうして地雷が大量に使用されたのでしょうか。 地雷は安くて便利で扱いやすい武器・兵器です。森の中でも持って行けるし、訓練をあまり受けなくても、誰にでも簡単に仕掛けることができます。大量の鉄も要りません。写真のフィルムケースのような容器があればすぐ作ることができます。それでたくさん埋められてしまったのです。 地雷の撤去・処理はカンボジアでは金属探知機を使って、1つ1つ手作業で行われています。1個300円の地雷を除去するのに1万円から10万円もかかります。 ここにある物は皆、安全処理をして火薬が取り除いてありますから、触っても大丈夫です。 地雷の除去は国際的な地雷処理団体の協力によってどんどん行われています。 今日皆さんをご案内する観光地には地雷はまったく残っていませんので、どうぞご安心下さい。
日本とカンボジアの交流の場 いろはにほへと.com/info/
東京都認証 特定非営利活動法人 アンコールワット日本文化交流会 [NPO法人 KH(クメール)] http://www.npokh.org
カンボジア王国 シェムリアップ州 国際日本文化学園 [一二三日本語教室&123図書館&櫻空塾空手道場] http://www.ijci.net
代表 鬼 一二三
Tel : +855(012)821977
E-mail : onihifumi@hotmail.com