2013年4月:「田子真弓」

 

チョムリアップスオ~!
2010年の13月に地雷博物館でガイドをしていた神谷真弓(:田子)です。
 
今回は、全国の子育てに奮闘中のママさんたちをターゲットにメッセージを送りたいと思います!

初めてカンボジアに行った時、私はカンボジアの人たちの笑顔が大好きになりました。
友達とアンコール・ワット観光を目的に行った旅でしたが、
何よりも現地の人たちのあたたかさや子供たちのキラッキラの笑顔に魅せられたのです。 
 
例えば皆さんの大好きな家族や友達が困っていたら、「自分に何かできることはないかな?」
と思うのと同じような気軽な気持ちで、私もカンボジアの人たちが困っているなら何かしたいと思いました。 
 
ボランティアとか支援とか、始める前は何かすごいことのような気がしていたけど、
私は今は「自分の好きな人、大切な人に手をさしのべたり、電車で席を譲るのと同じようなこと」と思っています。
それに「助ける」というより私の方が多く「助けられた」と思います。
私の方が、湧き上がるような元気をもらったり、金銭などでは代えられない
とってもあったかい気持ちをたくさんたくさんもらったのです。
 
現在私は、1歳8ヶ月の男の子のママです。
「だいちゃん」といいますが、最近は走ったりたくさんのイタズラを覚え、
庭や公園など外で元気に遊ぶことが大好きです。

日本ではどこを走り回っても、安全で当たり前というか、例えば原っぱを走っていたら、
飼い犬を追いかけて行ったら地雷が突然爆発するなんてこと、想像もできませんよね? 
 
でもカンボジアにはいまだそんな地雷の恐怖に怯える農村の人たちが多くいます。 
(都市部や、アンコールワットなど多くの遺跡の地雷撤去は完了していますが)
水を飲みに行った家畜の牛を追いかけて片足を吹き飛ばされた少年、
林の中で羽のついたオモチャだと思って拾ったら腕を吹き飛ばされた少女。 
 
もし自分の子供がそんな被害にあったら?本当に考えただけで恐ろしいです
 
私はたまたま日本という平和な国に生まれ、地雷の恐怖のない大地で、
だいちゃんを遊ばせられる。
でもそれは「たまたま」自分に与えられたものだと考えています。
 
一人でも辛い目に遭う子供、悲しい想いをするママを減らすために、
私たちママもできる範囲で地雷撤去活動の支援をしませんか? 
 
1000円で知らない子の支援をするなら、自分の子に1000円のオモチャ買ってあげたいわ~!
と思う気持ちスッゴクわかります(
 
でも少しだけ、可愛い我が子や毎日の家事育児から視野を広くして、考えてみませんか? 
ママになったから、何にも代えがたい可愛い我が子ができたからこそ分かる、
感じられる、考えられる問題もあると思います。
 
将来は旦那様とだいとカンボジアにまた行って、だいを現地の子供たちと元気よく遊ばせたいなぁ!
その日まで、1つでも多くの地雷がカンボジアの大地から撤去されることを願っています。

 

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